突然家に来る不用品回収業者は怪しい?
警察相談の目安と今すぐできる対策

アポなしで突然、不用品回収業者が自宅を訪れると、「信頼できる相手なのだろうか」と不安に感じる方は少なくありません。
実際に、強引に契約を迫られたり、料金トラブルに発展するケースも報告されています。
この記事では、怪しい業者の見分け方や警察に相談すべきケース、すぐにできる対策を解説します。
この記事でわかること
- 不用品回収業者の訪問が「怪しい」とされる理由
- 警察に相談すべき具体的なケース
- 怪しい業者を見分けるためのチェックポイント
- 自宅で今すぐ取り入れられる安全対策
- 安心して依頼できる不用品回収業者の選び方
突然来る不用品回収業者は怪しい?よくあるトラブルとは
突然、不用品回収の業者が訪ねてきたときに依頼してしまい、思わぬトラブルに巻き込まれるケースがあります。
よくある例としては、次のようなものがあります。
- 高額な料金を請求された
- 最初に聞いていた金額よりもずっと高い料金を後から請求され、断りづらい雰囲気の中で支払いを求められることがあります。
- 「無料で回収する」と言っていたのに後から請求された
- 「無料だから安心してください」と言われて回収を依頼したものの、引き取り後に運搬費や処分費を理由に料金を求められる場合があります。
- 高額だったためキャンセルしようとしたら、キャンセル料を請求された
- 見積もりより金額が高いと感じて依頼を取り消そうとしたところ、「キャンセル料がかかる」と言われて支払いを求められるケースがあります。
中には、強い口調で威圧的に迫られ、不安を感じる方も少なくありません。
こうした事例は実際に各自治体でも注意喚起されています。
自治体も繰り返し伝えているように、市区町村の許可を持たない業者に依頼するのはとても危険です。
突然の訪問で勧誘を受けた場合は、その場で安易に契約しないことが大切です。
無料回収業者に注意!違法になるケースも

不用品を「無料で回収します」と宣伝している業者の中には、必要な許可を受けていない場合があります。
とくに、「一般廃棄物収集運搬業許可」などの許可を持たずに、家庭で不用となった廃棄物を回収することは違法です。
また、チラシを配布して「指定の日にごみ置き場から回収します」といった形で活動している業者も、許可を得ていなければ違法行為にあたります。
こうした業者に依頼してしまうと、後から高額な料金を請求されたり、回収したごみが不法投棄されたりする恐れがあります。
安心して処分するためにも、許可を持たない業者には絶対に依頼しないようにしましょう。
こんな業者は要注意!怪しい回収業者の特徴とは
不用品回収業者の中には、見た目や言動から「怪しい」と判断できる特徴がある場合があります。
次のような業者には特に注意が必要です。

アポなしで突然やって来る
事前の連絡もなく、いきなり自宅に来る業者には気をつけましょう。
突然の訪問営業は、許可を持たないまま活動している場合があり、その場で強引に契約を迫られることもあります。
慌てて判断せず、「今は契約できません」と伝えて断るのが安心です。
「今なら安い」と即決を迫る
「今日だけ特別価格です」「今なら安くできます」などと言って契約を急がせる業者も要注意です。
冷静に比較する時間を与えないのは典型的な手口で、後から追加費用を請求されるケースもあります。
そうした勧誘を受けたら、その場で決めずに一度持ち帰って検討するようにしましょう。
電話で突然勧誘してくる、しつこく契約を迫る
突然電話をかけてきて契約を迫ったり、断っても何度も勧誘してくるような業者にも注意が必要です。
説明が不十分なまま契約すると、「聞いていなかった」というトラブルにつながりやすいです。
不安を感じたら、きっぱりと「お断りします」と伝えることが大切です。
連絡先が携帯番号しかない
会社の固定電話や所在地を教えず、携帯番号だけを伝える業者も信頼性に欠けます。
所在地がはっきりしないと、何かあったときに責任を追及できず、連絡がつかなくなる可能性があるからです。
こうした業者には依頼しない方が安心です。
「無料回収」を大きくうたっている
チラシや巡回トラックなどで「無料回収します」と宣伝している業者も要注意です。
無料と言っておきながら、回収後に「運搬費」や「処分費」を理由に料金を請求されるトラブルが多くあります。
「無料」という言葉に安心せず、条件や料金をしっかり確認することが大切です。
警察に相談すべきケースとその目安
不用品回収業者への対応に不安があっても、「どこまでが相談・通報の目安か」は迷いやすいところです。
次の状況では、相談や通報を検討してください。安全が最優先です。
高額請求や脅迫まがいの言動があった場合

事前説明とかけ離れた金額を示されたり、「払わないと困ることになる」など威圧的な言い方をされたときは、やり取りをいったん止めます。
その場では以下を徹底します。
- 即時の現金支払いは避ける(書面の見積・請求内容を求め、持ち帰って確認する)
- 退去を求める(インターホン越しの応対に切り替える)
- 居座り・大声・ドア前での妨害などが続く場合は、通報を検討
盗難や住居侵入などの犯罪行為があった場合

勝手に敷地内・屋内に入る、物を持ち去るなどの行為があったら、身の安全を確保し、無理に対峙しません。
- 玄関は開けず距離を取る
- 退去を求めても従わない、危険を感じる状況は通報の対象
相談・通報の目安と窓口の使い分け

不用品回収業者の対応に不安を感じても、すべてのケースで警察が直接解決に動けるわけではありません。
単に「対応が不満だった」という理由だけでは、警察の介入が難しい場合もあります。
判断の目安は次のとおりです。
- 緊急性が高い場合(脅迫・居座り・犯罪行為など) → 110番へ通報
- 緊急ではないが相談したい場合(断り方や対応の仕方を聞きたいなど) → 警察相談専用電話 #9110
状況に応じて窓口を使い分けることが安心につながります。
相談や通報の際に役立つ証拠

勝手に敷地内・屋内に入る、物を持ち去るなどの行為があったら、身の安全を確保し、無理に対峙しません。
相談や通報をスムーズに進めるためには、状況を客観的に示せる証拠をそろえておくことが有効です。
- 業者の名刺やチラシなどの情報
- 発生した日時や場所、被害状況のメモ
- 請求書や見積書
- 写真や録音などの記録
こうしたものがあれば、警察により分かりやすく説明できます。
とくに映像や音声の記録は信頼性が高く、実際の様子をそのまま伝えることができます。
防犯カメラなどで訪問時の様子が映っていれば、大きな助けになるでしょう。
怪しい業者への対策方法【今すぐ&長期的にできること】
設備でできる対策
防犯カメラを設置する

防犯カメラがあれば、訪問時の様子を映像として残せます。
訪問者の顔や態度、やり取りの一部を記録できるため、トラブルが起きたときに証拠として役立ちます。
さらに「録画されている」と相手に意識させることで抑止力になる効果も期待できます。
モニター付きインターホンを活用する

モニター付きインターホンは、玄関を開ける前に相手を確認できる点が大きなメリットです。
不審な業者であっても、ドアを開けずに対応を断れるので、直接の接触を避けられます。
録画機能がついていれば、あとから家族と一緒に確認できるため安心感も高まります。
行動でできる対策
きっぱり断る

怪しい業者に対しては、あいまいな返事を避け、「依頼しません」「契約はしません」とはっきり伝えることが重要です。
言葉を濁してしまうと、相手に「交渉の余地がある」と受け取られ、さらに食い下がられる可能性があります。
短く明確に断ることで、無用なやり取りを防げます。
毅然とした態度で対応する

断るときは、相手に押されて声が弱くならないよう注意が必要です。
落ち着いた声で毅然とした態度を示すことがポイントです。
相手に隙を見せないことで、不当な要求を受け入れにくい雰囲気をつくれます。
もし相手がしつこく居座ったり威圧的な言動を取った場合は、無理に対応を続けず警察への相談を検討することも大切です。
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費用面が気になる方にはレンタルという選択肢

防犯カメラが有効だとわかっていても、「設置費用が高いのでは?」とためらう方も少なくありません。
そんなときには、初期費用0円から始められるレンタルプランが安心です。
レンタルの安心ポイント
- 初期費用0円で導入可能(カメラ・レコーダー・設置工事まで込み)
- 保守・サポート付き(故障時の修理やHDD交換も無料対応)
- 月々定額制で安心(急な出費がなく、費用計画が立てやすい)
レンタルなら負担を抑えながらも、突然の訪問業者や不審な来客への備えをすぐに始められます。
「どこに設置すればいいかわからない」という方も、まずは気軽にご相談いただけます。
信頼できる不用品回収業者の選び方
不用品回収を安心して任せるためには、業者選びがとても重要です。
見た目や言葉だけで判断せず、許可の有無や会社の情報、利用者の声をきちんと確認することで、トラブルを防ぐことができます。
ここでは、依頼前にチェックしておきたいポイントを紹介します。
自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得しているか
家庭ごみや粗大ごみを扱うには、自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。
許可を持たずに営業している業者は違法であり、料金トラブルや不法投棄につながる恐れがあります。
依頼する前に、業者がこの許可を取得しているか必ず確認しましょう。
チラシのみで所在地が不明確な業者は避ける
ポストに入っているチラシや「無料回収」をうたう広告だけで営業している業者は注意が必要です。
会社の所在地があいまいであったり、固定電話がなく携帯番号しか書かれていない場合は、万が一トラブルが起きても連絡が取れなくなる恐れがあります。
信頼できる業者は、公式サイトに所在地や連絡先を明示し、必要な許可を公開しています。
口コミや評判を確認する
業者を選ぶ際には、実際に利用した人の口コミや評判を確認することも大切です。
公式サイトだけでなく、口コミサイトやSNSの投稿なども参考になります。
「対応が丁寧だった」「料金が事前の見積どおりだった」といった声があるかをチェックしましょう。
反対に、料金トラブルや強引な勧誘に関する口コミが多い場合は避けた方が安心です。
まとめ 怪しい不用品回収業者にだまされないために
不用品回収は便利ですが、怪しい業者による高額請求や強引な勧誘には注意が必要です。
許可の有無や所在地、口コミの確認は業者選びの基本です。
不安を感じたときは無理に応じず、警察への相談も選択肢になります。
防犯カメラやモニター付きインターホンを使えば、来訪者の確認や記録ができ、安心につながります。
信頼できる業者を見極め、安心して不用品を処分しましょう。