ランクルの盗難対策を完全網羅！
ガレージでも安心できない理由と防犯グッズ12選

最新版｜車種別盗難件数ランキング

そもそも国内ではどのような車両が盗難に遭いやすいのか見てみましょう。

警視庁によると、車名別盗難台数の状況は以下のとおりです。

メーカー名	車種名	令和5年盗難台数	令和6年盗難台数
トヨタ	ランドクルーザー	643	1064
トヨタ	プリウス	428	539
トヨタ	アルファード	700	488
トヨタ	レクサスLX	261	230
トヨタ	ハイエース	187	170
トヨタ	レクサスRX	88	165
ダイハツ	ハイゼット	107	103
トヨタ	クラウン	81	101
スズキ	キャリイ	115	96
レクサス	LS	71	76

出典：警視庁「令和7年3月自動車盗難等の発生状況等について」

令和6年はランドクルーザーが一番盗難被害に遭っているのがわかります。

次点で多いプリウスやアルファードと比較しても2倍近く多く盗難に遭っているため、対策は必要不可欠です。

なぜランクルは狙われやすい？

ランドクルーザーが窃盗犯に狙われやすいのは、その「性能の高さ」と「世界的な転売価値」にあります。

単に人気車種だから、という理由だけではありません。
ランクルは構造・耐久性・ブランド力において、プロの窃盗団から「盗む価値のある車」として認識されてます。

ランクルが盗難に遭いやすい主な理由を見てみましょう。

性能が高いことが、皮肉にも盗まれやすさにつながっています。

ランクルの盗難件数が多い地域・時間帯とは？

ランクルの盗難件数が多い地域は、愛知・大阪・千葉・埼玉・茨城です。時間帯は深夜から朝方に多く発生しています。

具体的にどの程度発生しているのか調査結果を見てみましょう。

警視庁の調査によると、車両の盗難が起こりやすい地域は以下のとおりです。

盗難が起こりやすい地域

	認知件数（令和6年）	認知件数（令和5年）
愛知	866	698
大阪	417	447
千葉	706	746
埼玉	781	683
茨城	567	615
全国平均	約130	約120

出典：警視庁「令和7年3月自動車盗難等の発生状況等について」

全国平均と比較すると、5県は3倍以上の盗難件数が発生しているのがわかります。

つづいて盗難が発生しやすい時間帯は以下のとおりです。

盗難が発生しやすい時間帯

参考：一般社団法人日本損害保険協会「第25回自動車盗難事故実態調査」

発生件数が多い地域に該当する方は、より盗難対策に力を入れましょう。深夜から朝方の注意が弱まっている時間帯の盗難対策も工夫が必要です。

車庫の盗難対策

ランクルを保管する場所として多いのは「車庫」や「カーポート」です。
しかし、車庫だけでは、盗難対策を行ううえでは十分とはいえません。

車庫で起こりうるリスクと、その対策方法は以下のとおりです。

複数の盗難対策を組み合わせてランクルを守りましょう。

ガレージの盗難対策

ランクル所有者は盗難対策でガレージを設置するケースもあります。

ガレージは屋根、壁、シャッターで囲まれているため防犯効果は高いですが、以下の点には注意しましょう。

• 固定資産税がかかる
• シャッターがデジタルロックの場合はハッキングされる
• ガレージ内に鍵を放置してしまう

防犯性能は高めですが、油断は禁物です。

また、弊社のお客様の中には、ガレージの設置はそもそも費用がかさむため、防犯カメラでなんとか盗難を防ぎたいという方もいらっしゃいます

ガレージの設置費用が気になる方や、より盗難対策を強化したい方は、防犯カメラの導入も検討してみてください。

アパートマンションの盗難対策

ランクルを購入したいけど、アパートやマンションなどの共同住宅に住んでいるため、保管場所が心配だという方もいるでしょう。

だれでも立ち入りができる駐車場で、車上荒らしや盗難対策が十分な環境ではないケースもあります。

• セキュリティの高い駐車場を借りる
• ハンドルロックやタイヤロックで物理的に動かなくする
• 車両を横止めして乗り込めなくする
• 管理人に防犯カメラの設置を依頼する

アパートやマンションに住んでおり、駐車場のセキュリティが不十分ではない場合、できる限りの対策が必要です。

物理的対策グッズ

まず、ランクルを盗難から守るためには、物理的に防犯をしておく必要があります。以下のグッズを導入して盗難対策を行いましょう。

電子的セキュリティ対策

電子的な盗難手口には、電子的な対策で備えるのが効果的です。

ここでは、以下のような電子的セキュリティ対策を紹介します。

防犯カメラ・センサー機器

ランクルを盗難から守るには、映像で証拠を残せる「防犯カメラ」や、不審者に威圧感を与える「センサーライト・威嚇サイレン」の活用も効果的です。

それぞれの特徴を見てみましょう。

リレーアタック

リレーアタックとは、スマートキーの電波を中継して車のロックを解除・始動する盗難手口です。

犯人Aが家の近くでスマートキーの電波を中継器で拾い、犯人Bがその電波を車に送ることで、キーが近くにあると誤認させて解錠・エンジン始動が可能になります。

この手口は数分で盗難が完了し、鍵を破壊する必要もないため、周囲に気づかれにくいのが特徴です。

CANインベーダー

CANインベーダーとは、車の制御信号に不正にアクセスしてロック解除やエンジン始動を行う盗難手口です。

車両のバンパーやライト周辺の配線に機器を接続することで、スマートキーなしでも内部信号を操作できてしまいます。

この方法は物理的な傷跡が少なく、防犯アラームも作動しにくいため、近年の高級車盗難で急増しています。

参考：高級車、数分で盗む新手口「CANインベーダー」使用

ゲームボーイ型ツール

ゲームボーイ型ツールとは、スマートキーの信号を模倣して車を解錠・始動できる違法デバイスです。

外見は携帯ゲーム機にそっくりですが、内部にはスマートキーの電波を解析・再現する装置が搭載されており、キーがなくても車を操作できるほどの精度があります。

このツールは海外の密輸ルートから流入しており、高級車を狙った窃盗で使われています。

純正セキュリティでは防げないため、AI防犯カメラや物理的ロックとの併用が必要です。

ランクルの窃盗犯は映像を録画されていても気にしない

ランクルの窃盗犯は映像を録画されていても気にしません。
理由は以下のとおりです。

• 海外に輸出する
• 盗難に時間がかからない
• すぐにナンバープレートを代える
• 車体をばらして運ぶ

通常の窃盗は、防犯カメラの映像をもとに警察が捜査を行い、後日逮捕できるケースもあります。

一方でランクル盗難の場合、発覚が遅れると見つからない可能性が高いです。

実際、港付近の輸出船を捜査したところ、ランクルがばらばらにして積み込まれていた事例もあります。

盗難にかかる時間は数分

ランクルの盗難にかかる時間は数分程度で行われてしまう点も、防犯カメラを設置しているだけでは意味がない理由です。

深夜から明け方に侵入し、高性能ツールを使用して解錠し、そのままランクルに乗車し盗難を行います。

防犯カメラの映像には盗難の様子が残っていても、気にせずに盗難されてしまうため、即座に対応できなければ意味がありません。

同様にホームセキュリティーなども、侵入から対応までに時間差があるため効果を発揮しない可能性があります。
犯行を行おうとした瞬間に対応できる体制を整えるのが重要です。

ランクルの盗難対策には【防犯カメラ×AI人検知】で窃盗犯を検知するのがおすすめ

ただの防犯カメラで映像を記録しているだけでは、ランクルの盗難対策としては不十分です。
録画映像は証拠にはなりますが、盗難が発生してからの対応では間に合わないこともあります。

そこでおすすめしたいのが、AI人検知機能を搭載した防犯カメラの導入です。
ランクルへ接近する人物を自動で検知し、リアルタイムでスマートフォンに通知することで、迅速に対応できます。

従来の防犯カメラとの違いは以下のとおりです。

• 従来型カメラ：録画映像を後から確認する受け身の対策
• AI人検知カメラ：侵入を即時検知し、リアルタイム通知が可能

たとえば、駐車場内で怪しい人物がランクルの周囲をうろついている場合、映像を確認する前にスマホで気づけるため、盗難までの短い時間内でも対処できます。

さらに弊社では、既存の防犯カメラに後付けでAIシステムを導入することも可能です。カメラの買い替えが不要なため、コストを抑えて強化できるのもメリットです。

ランクルのように盗難リスクが高い高級車には、録画だけでなく検知して通知する防犯対策が効果的です。
導入を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

AI防犯カメラを設置できる

ランクルの盗難対策を行う場合、おすすめなのは、「AI機能搭載の防犯カメラ」を設置することです。

AI人検知システムを搭載しているカメラであれば、従来のカメラと異なり、不審な人物を察知した瞬間にスマホに通知できるため、即対応できます。

また、弊社では人検知だけでなく夜間も昼間と同様のカラー撮影を行える「AIスターライトカメラ」のご提案も可能です。

夜間に撮影した実際の映像はこちら

ランクルの盗難は、夜間から明け方に行われるケースが多いため、AIスターライトカメラは最適な手段といえるでしょう。

AIスターライトカメラの詳細を見る

最適な設置場所と機器を提案できる

防犯カメラを設置する場合、最適な設置場所と機器を選択しないと、効果を発揮できません。

たとえば、以下のようなケースが考えられます。

このような事態に陥らないためにも、プロに任せて最適な設置を行うのがおすすめです。

私たちトリニティーでは、現地調査から機器の選定、設置・設定までワンストップで対応。
「ここにカメラをつけて本当によかった」と思っていただける設置プランをご提案いたします。

レンタルプランで初期費用を抑えられる

防犯カメラを導入する際、懸念点になるのは、まとまった初期費用が必要なことでしょう。
月額料金の場合でも、設置工事費用がかかるケースがほとんどです。

しかし、弊社トリニティーのレンタルプランは、工事費用込みで月額料金を設定しているため、初期費用0円で防犯カメラを設置できます。

また費用がかさむHDD、ファンなどの消耗品の交換にも対応しているので、防犯カメラに対しての急な出費も抑えられます。

毎月固定の費用になるため、管理のしやすさもメリットです。