防犯カメラのコンセントを抜かれると録画はどうなるの?
泥棒の「防犯カメラ対策」を対策

防犯カメラはほとんどの場合、コンセントや電源コードを通して電源をとります。
つまり、コンセントを抜かれる=録画が止まることを意味します。
録画データがそのまま消えるわけではありませんが、電源が入っていない間、録画はされず、現場の状況が把握できない状態になってしまいます。
防犯カメラは犯罪の防止・事件時の証拠確保に役立ち、セキュリティ機器の中でも個人・法人問わず人気のセキュリティですが、泥棒や不審者も、捕まらないために防犯カメラに危害を加えて「防犯カメラの対策」をしてくることもあります。
このページでは、「泥棒の防犯カメラ妨害対策」に負けないための対策についてご紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
- 防犯カメラのコンセントを抜かれないための対策をしたい
- 防犯カメラを設置予定で、DIY設置にしようか業者に頼むか悩んでいる
- 屋外の防犯対策がしたい
- 防犯カメラを設置していたが、防犯カメラごと盗まれた
- 防犯カメラの撮影・録画を妨害される対策をしたい
防犯カメラのコンセントが抜かれる・防犯カメラごと盗まれる・・・
泥棒の「防犯カメラ対策」とは
防犯カメラは不審者の侵入を防止し、万が一の時には犯人を捕まえるための証拠を探す手がかりになります。
泥棒もそのことを理解しているからこそ、捕まらないためにセキュリティを切り抜ける対策を考えてくる可能性があります。
連続で空き巣に入るようなプロの泥棒であれば尚更です。
「泥棒の防犯カメラ対策」の手口の例についてご紹介します。
防犯カメラのコンセントを抜いて、録画機能を停止させる

DIYで設置された防犯カメラでありがちなトラブルで、屋外・室内両方で起こりえます。
屋外の防犯カメラをDIY設置しようとすると、屋外用コンセントを使ってカメラの電源を確保する方もいますが、屋外用コンセントを使った防犯カメラ設置は非常に防犯性が低くおすすめできません。
理由は、人目のつきにくい時間帯なら簡単にコンセントを抜くことができてしまうからです。
防犯カメラのコンセントが抜かれると、再起動されるまで撮影・録画がされません。
このような問題は、設置・施工の甘さから隙をつかれて起こる場合があります。
ケーブルを切る

コンセントを抜く犯行と近いものですが、電源の元を抜くのではなく、配線を切られたという事例もあります。
犯人からすれば、ケーブルがむき出しになっている状態であれば、コンセントを抜くよりもてっとり早く防犯対策ができますよね。
これも、施工が雑だと起こりやすい内容になります。
防犯カメラのケーブルはしっかりと配管・モール内に収め、配線が見えないように綺麗に施工することが大切です。
防犯カメラの向きを変える

バレット型の防犯カメラは、銃のような見た目から防犯効果が高いとされますが、レンズがカバーに覆われているドーム型防犯カメラと比べると向きを変えられてしまうことも考えられます。
きちんとしたメーカーの防犯カメラは、簡単に手で向きを変えられるようなものではありませんが、少なくとも人の手が簡単に届くような高さには防犯カメラを設置しないようにしましょう。
防犯カメラを壊す・レンズにスプレーや布をかける

防犯カメラをハンマーなどで叩いて衝撃を与える破壊行為や、カメラの撮影範囲を布やスプレーで遮断される可能性もあります。
防犯カメラメーカーが製造するカメラは、ある程度の衝撃を想定した丈夫な製品が多いですが、どんなに丈夫な機械でも、絶対に壊れないものはありません。
簡単に防犯カメラに危害を加えられないような設置の工夫も大切ですが、複数台のカメラを設置して、お互いの死角を補いあうような設置の仕方がおすすめです。
また複数台カメラがあれば、1台壊れても他のカメラが犯人を映している可能性は十分にあります。
防犯カメラ自体を盗む

壁面や天井にしっかりと固定された防犯カメラであればカメラを取り外す手間のほうが犯人にとってはリスクであり、なかなか盗まれることはありませんが、置き型の簡易設置だと、簡単に盗めてしまいます。
置き型の定点カメラは、見守りカメラとしては手軽で便利ですが、簡単に取り外したり向きを変えたり出来てしまうので、防犯対策には向きません。
工事をしてしっかりと固定するカメラを設置することがおすすめです。
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無線の防犯カメラなら安全・・・ではありません!

防犯カメラには有線式の防犯カメラと無線式の防犯カメラがあります。
「無線ならそもそもコンセントがないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、無線の防犯カメラでも、コンセントがあることは大いにあります。
無線の防犯カメラというのは、「無線通信でルーターを通信できるカメラ」を指します。
防犯カメラが電子機器である以上、電源は必要です。これは機種によりますが、レコーダーと防犯カメラ間にコンセントが存在する機種は多かったりします。
稀に、「通販で無線防犯カメラを買ったのに無線じゃなかった」という話を聞きますが、無線=完全ワイヤレスだとは限らないので、購入前に商品の詳細をしっかり見ることをおすすめします。
また、完全ワイヤレスの防犯カメラでも、無線防犯カメラを無効化する対策として、「Wi-Fiジャマー」などを使って通信を妨害されるリスクもあります。
無線防犯カメラは手軽さがメリットですが、ネット環境に依存してしまい、録画できていない時間が生じてしまう可能性もあるため、原則、防犯対策としては無線防犯カメラはおすすめしません。
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泥棒に防犯カメラが壊された場合、メーカー保証や保険で直せる?
防犯カメラのメーカー保証は、通常1年~2年程度で、オプションで数年伸ばすことができるようなものが多いです。
防犯カメラの耐用年数は6年程度とされていますが、保証期限が過ぎていると有償対応となったり、古いカメラだと修理に対応してもらえないこともあります。
そして保険についていえば、火災保険やリース会社の損害保険で防犯カメラの故障に対し補償してもらえるものもあります。
メーカー保証でも火災保険でも、どちらもすべてのケースにおける防犯カメラの故障に対応してもらえるわけではなく、状況や故障理由により有償対応となったり、保険がきかないことはあります。
だからこそ、防犯カメラの設置前に保証内容をよく確認することが大切です。
特に防犯カメラは、24時間365日定点を監視するという性質上、犯罪者に狙われやすい機器です。
「設置して終わり」というような工事業者には任せず、設置後もしっかりとサポートしてくれる業者を選ぶことをおすすめします。
トリニティーのレンタルプランは、イタズラや泥棒被害にも対応します

弊社では防犯カメラをレンタル・リース・一括買取にてご利用いただくことができます。
個人・法人問わず人気なのが、防犯カメラのレンタルプランです。
機器も設置工事に加えて、ご利用期間中ずっと保証付きの防犯カメラシステムを初期費用0円・月々定額料金でお使いいただけます。
レンタルに含まれる保証は、第三者のイタズラによる防犯カメラの破損、HDDなど消耗品の出張交換修理など充実の内容となっています。
- ※イタズラによる破損の場合、現場写真や警察への被害届が必要です。
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コンセントを抜かれた場合、防犯カメラの録画データは消えるのか
防犯カメラのコンセントを抜かれたり、壊された場合でも基本的には録画データは残りますのでご安心ください。
防犯カメラの録画データを保存するのはレコーダーです。レコーダーはカメラとは別の場所に保管されているので、録画期間が過ぎてしまわない限りはデータも保存されています。
ただし、SDカード内蔵の防犯カメラなど、録画媒体がカメラと一体となっていて、録画媒体が盗まれたり壊された場合、録画が残らないこともあります。
泥棒やイタズラによる防犯カメラへの危害を防ぐ対策は?
防犯カメラを設置する前に知っておきたい、防犯カメラへのイタズラ被害を防ぐポイントをご紹介します。
屋外コンセントを使わない
屋外に防犯カメラを設置する際、一件、屋外コンセントを使えば簡単に電源がとれるように思うかもしれませんが、屋外コンセントは第三者でも簡単に触れてしまいます。
コンセントを抜かれる可能性が高くなるので、室内からきちんと電源をひくことがおすすめです。
防犯カメラを設置する高さに気をつける
まず、人の手が簡単に届かない場所にカメラを取り付けることが必要です。
一般的に、防犯カメラを設置する高さの目安は約3mとされます。
状況によって敢えて低い場所・高い場所に設置することもありますが、3m程度の位置であれば、「障害物で不審者が映らない」というトラブルや、「人は映るが頭しか映らない」というトラブルは比較的起こりにくい高さです。
配線をむき出しにしない
防犯カメラの配線が目の見える位置にあると、見た目が良くないだけでなく、防犯性も下がります。
配線が出ていると、コンセントを抜くよりも簡単にケーブルを切ることができてしまうからです。
天井に配線を収納したり、モールやPF管など、専用の部材に収納して綺麗に施工することで、建物の印象も良く、防犯性もアップします。
レコーダーはしっかり隠す
防犯カメラとレコーダーがある場所が同じなのはおすすめできません。
簡単に操作できる位置に置かず、鍵付きラックなどなるべく安全な場所に置くようにしましょう。
公園や公道など、街頭防犯カメラを設置する場合は録画媒体が近くにあるケースはありますが、専用のボックスなどに入れて設置をすることが必要です。
AI防犯カメラなら、侵入された時点でスマホへ異常を通知します

防犯カメラは単体でも泥棒の侵入や犯罪を防止する効果や、証拠映像を残す役割を持ちます。
最近では従来の防犯カメラ機能にプラスして、AIが侵入者の存在を検知し、リアルタイムでスマホへ通知するAI防犯カメラが人気となっています。
防犯カメラへイタズラをされる前に、カメラの撮影範囲に入った時点でスマホ通知が可能なので、被害に遭う前の対策が可能となり、更にセキュリティを強化できます。
ご希望により、侵入者を検知して音を鳴らして侵入者を撃退するセキュリティの設置も可能です。
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防犯カメラを設置する時、カメラの性能ももちろん大切ですが、それ以上に「正しい設置」が重要です。
泥棒の多くは事前に侵入する家を下見するとされ、無防備な家ほど狙われやすいといえます。
また、深く考えずに「とりあえず」で防犯対策をしても効果がないこともあります。
簡単に設置できるということは、カメラの対策も簡単になってしまうこともあります。
防犯対策の意味がないケース例は?
- ダミーカメラを設置して偽物であることがバレる
- 防犯カメラの設置場所が適切でない
- 防犯カメラを設置したのにすぐ壊れた
- 防犯センサーをアラーム音を鳴らすセキュリティをつけたのに場所や設定が合ってなくて誤作動ばかり起こる
弊社では豊富な経験を持つプロが、しっかりと現地調査を行い、現場の状況やお客様のお悩みに本当に合ったカメラシステムを提案し、ベテランの職人が最適な施工をします。
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いざという時に家族の命や大切な資産を守るためにも、ぜひ一度プロへご相談ください。