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防犯カメラの録画時間について
防犯カメラの録画時間は、4つの要因で決まります。
- 一秒間に何コマ撮影するか
- 録画画質
- HDDの容量
- 録画するカメラの画素数
最初の2つがレコーダーの設定で、残りの2つがレコーダーに搭載される記憶媒体であるHDDの種類、データの圧縮方法です。
ソフト面とハード面、この4つから録画に関する基本的な知識を紹介いたします。
一秒間に何コマ撮影するか

私たちは一秒あたりのコマ数FPS(フレーム・パー・セコンド)と呼びます。
フレームレートとも呼ばれます。
フレームとは、パラパラ漫画などであたかも静止画が動いて見えるようになるその静止画一枚の画像を指しますので、FPSとは、画像/秒となります。
テレビ放送が30FPS、カーナビなどで使われるワンセグは15FPS、では防犯カメラはどうでしょうか?
これは、レコーダーの設定で変えることができます。
弊社で販売しているスタンダードなレコーダーでは、1FPSから30FPSの間で設定変更することができます。
これはお客様のニーズによって変更いたします。
ただし、1FPSと30FPSの差は30倍あるので録画時間が30倍違いますので、何を撮影したいのかを相談させていただきながら適切な録画時間を選んでいきます。
私たちは、7FPSを標準としてお客様に納品させていただいております。
録画画質

画質は、そもそもレコーダーによって大きく違いますので、その画質を比較することはできません。
ただ、そのレコーダー独自の基準で画質を低画質から高画質まで3段階、もしくは5段階程度の間で変更することができます。
弊社では、8段階あるレベル調節の7を標準として納品しております。
また、レコーダーによってデータを圧縮する技術にも差があります。
HDDの容量

HDDは、映像を記憶するレコーダー内部のメモリーです。昔のVHSビデオであれば、ビデオテープの部分にあたります。
HDDもビデオテープ同様くり返し録画することにより劣化していきます。
現在、どのようなHDDがレコーダー内部に組み込まれているかというと、1TB~6TB程度で、弊社では4TBを標準としてレコーダーに組込んでおります。
お客様によってはこのHDDを増設し、最大24TB程度まで組込んで納品した実績もあります。
カメラの画素数

最近では、防犯カメラの高画質化が進んでいます。
弊社では、現在(2019年)200万画素と400万画素の防犯カメラの主軸に販売しております。
世の中一般的には200万画素が主流ですので、弊社では200万画素を標準として販売していります。
(実際には、240万画素カメラが販売されていますが、実際録画器では200万画素分しか記録しないのでここでは200万画素としておきます。)
一体何日録画できるのか
これらのことを踏まえて弊社では、弊社の標準で記録日数を計算し、お客様にご提案をさせていただいております。
大まかな録画日数をお伝えします。
【7FPS】【画質レベル7】【4TBのHDD】【200万画素カメラ】の場合
防犯カメラ4台 | 約74日 |
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防犯カメラ8台 | 約36日 |
防犯カメラ16台 | 約18日 |
様々な要因でこの想定記録日数は前後します。
概算として参考にしてください。
また、この録画日数は弊社で販売する機器にかぎります。
海外製のレコーダーでは、データの圧縮方法が違うため、大きく数値を下回る場合があります。
SDカードでの録画は何日できるのか
SDカードは、HDDと比べて容量が少なく、最大でも128GB程度のものを使います。
ですので、常時録画はせず、モーション録画(動きがあったときのみ録画する) を使ったり、FPSを小さくして運用するのが一般的です。
弊社では、劣化が激しく壊れやすいSDカードタイプのレコーダーは2枚内蔵でき2枚に同時録画していくミラーリング録画タイプのものを推奨しています。
防犯カメラ最適な録画時間
防犯カメラの必要な録画時間はお客様によって違います。
弊社では一般的な基準をご提案させていただき、録画時間、録画日数に不足はないかご相談させていただきます。
必要な場合は、HDDの容量を増設により増やして納品させていただきます。
