水道メーター盗難が急増中!被害事例と防犯対策を徹底解説
近年、空き家や集合住宅を中心に、水道メーターの盗難が全国的に相次いでいます。
被害に遭うと水道が使えなくなるだけでなく、盗難による修理費用や交換費用など、生活に大きな影響を及ぼします。
この記事では、実際の被害事例をもとに、盗難が増加している背景や狙われやすい場所の特徴、防犯対策のポイント、万が一盗まれた際の対応方法まで分かりやすく解説します。
なぜ水道メーター盗難が増えているのか?背景と原因を解説
水道メーターの盗難が全国的に急増しています。
その背景には、以下の3つの要因が挙げられます。
- 銅など金属価格の高騰により、転売目的の金属窃盗の増加している
- 空き家や無人の建物が増え、侵入しやすい環境が広がっている
- 水道メーターの構造や設置場所が、盗みやすい条件を満たしている
特に水道メーターボックスは、検針の利便性を考慮して、道路付近や建物の外側など、比較的人目につく場所に設置されることが多いです。
さらに、多くのメーターボックスには鍵が付いておらず、工具さえがあれば誰でも簡単に取り外せる構造になっています。
そのため、犯人にとってはリスクが低く、狙いやすい場所となっており、盗難が増加する大きな要因となっています。
【全国で多発】水道メーター盗難の実例と被害まとめ
水道メーターの盗難は、都市部・地方を問わず全国各地で発生しています。
ここでは、実際に報道された主な被害事例をご紹介します。
東京都墨田区・江東区:集合住宅で水道メーターの盗難が相次ぐ
2025年11月11日までに、東京都墨田区内の集合住宅で水道メーター54個が盗難される被害が発生。
被害総額は238,140円(1個あたり4,410円)にのぼります。
さらに、同月13日には江東区の集合住宅でも9個の水道メーターが盗まれていることが判明し、こちらの被害額は39,690円に達しています。
参考:東京都水道局「水道メーターの盗難について(第二報)」東京都水道局「水道メーターの盗難について(第三報)」
愛知県豊田市:水道メーター30個が盗難
豊田市の集合住宅では、市が検針用に設置した水道メーター30個が盗難被害に遭いました。
盗まれたのは入居していない空室のメーターで、被害額は112,860円(1個あたり3,762円)と報告されています。
山形県米沢市:保管倉庫から2,712個のメーターが盗まれる
2025年4月、米沢市の上下水道部が管理する保管倉庫から2,712個の水道メーターが盗まれる事件が発生しました。
倉庫には合計4,064個のメーターが保管されていましたが、約6割が盗まれたと見られています。
被害総額は約245万円にのぼり、倉庫の窓が1箇所が無施錠状態だったこと、周囲が田んぼで人目につきにくい立地だったことがわかっています。
参考:朝日新聞「市保管の水道メーター2712個盗難か、被害額245万円」水道メーター盗難は立派な犯罪です
水道メーターの盗難は、単なる器物損壊ではなく、窃盗罪(刑法第235条)に該当する重大な犯罪です。
さらに、盗難行為が敷地内や建物に無断で侵入して行われた場合は、住居侵入罪や建造物侵入罪(刑法第130条)が適用される可能性もあります。
水道メーターボックス付近で不審な行動をしている人物を見かけた場合や、盗難被害に気づいた場合は、すぐに警察へ通報し、現場の証拠を可能な限り保全することが重要です。
水道メーターが盗まれやすい住宅・施設の共通点とは?
水道メーターの盗難は、特定の環境や条件を満たした建物で特に発生しやすい傾向があります。
ここでは、被害が起きやすい住宅や施設の特徴をまとめました。以下のような場所は、特に注意が必要です。
- 空き家や入居率の低いアパート・マンション
- 人の出入りが少ない建物は、窃盗犯にとって格好のターゲットです。
特に空き地や空き室が多い集合住宅や管理人が常駐していない物件では、侵入が気づかれにくく、盗難被害が多発しています。 - 建築中・解体前の物件や更地
- 建設中の戸建てや解体直前の建物では、監視の目が届きにくいため、狙われるリスクが高まります。
また、更地や空き地は周囲に目撃者がいないことも多く、犯行に及びやすい環境といえます。 - 道路沿い・敷地の裏手など、死角にあるメーター
- 水道メーターは検針しやすいように、道路沿いや建物の裏手など外からアクセスしやすい場所に設置されることが一般的です。
特に、防犯カメラや照明がない死角となる場所では盗難のリスクが高まります。 - 長期不在中の住宅
- 旅行や出張などで長期間留守にしている住宅も、窃盗犯にとって狙いやすい対象です。
郵便物がたまっていたり、夜間に照明が点かないなど「留守」のサインがあると、犯行のリスクが一気に高まります。
水道メーター盗難を防ぐには?抑えるべき3つのポイント
水道メーターは給水装置の一部であり、盗難されると蛇口から水が出ないなど、日常生活に深刻な影響を及ぼします。さらに、メーターの再設置や復旧にも時間と費用がかかるため、被害を未然に防ぐための対策が不可欠です。
ここでは、すぐに実践できる水道メーター盗難の基本対策を3つご紹介します。
1.物理的な対策で「盗みにくい環境」をつくる
水道メーター盗難を防ぐ基本的な方法は、物理的に盗みづらくすることです。
例として、大阪市では盗難対策として「鍵付きの鋼製メーターボックス」や「特殊工具がないと開けられないフタ」の導入を進めています。
こうした対策により、工具を用いないと開けられないため、犯行のハードルを上げることが可能です。
ただし、メーターボックスに鍵を取り付けたり、フタを強化したりする場合は、検針やメーター交換時に支障が出る可能性があるため、自治体や水道局・管理会社とよく相談のうえで導入を検討しましょう。
2. 防犯カメラやセンサーライトで「狙われにくい場所」にする
水道メーターの盗難を防ぐには、「この場所は監視されている」と犯人に思わせることが効果的です。
防犯カメラを設置することで「録画されているかもしれない」という警戒心を与え、犯行を思いとどまらせる効果があります。
万が一被害が発生した場合にも、録画映像が証拠となり、犯人の特定に役立ちます。
さらに、人の動きを感知して自動で点灯するセンサーライトは、夜間の暗がりでも犯人に「見られている」と感じさせ、住宅地や空き地などの目立たない場所での防犯に役立ちます。
遠隔監視やAI検知システムで「無人の場所」も安心
スマホで映像を確認できる遠隔監視システムや、AIが侵入を検知してスマホに通知する「AI侵入検知システム」も、防犯対策に効果的です。
特に、空き家や建築現場など、人が常駐していない場所ではリアルタイムで状況を把握できるため、被害の早期発見と対応につながります。
3.管理・運用の見直しで「無防備な状態」を避ける
空き家や空室、使用予定のない建物は、放置されているとすぐに窃盗犯の標的になります。
そのため、日常的な管理や対策の工夫が、盗難を防ぐためには非常に重要です。
また、長期間水道を使用しない場合や解体予定の建物では、水道メーターの取り外しや閉栓手続きを行うことで、盗難リスクを根本から防ぐことが可能です。一部の自治体でも、こうした対応を推奨しています。
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もし盗まれたら?水道メーター盗難時の初動対応
水道メーターが盗まれた場合の対応は、まず安全確認後に冷静かつ迅速な対応が重要です。
以下の手順を参考に、適切な初動対応を行いましょう。
1.水道メーターの盗難を確認したら、すぐに警察へ通報
まずは窃盗事件として警察に通報し、現場の状況を正確に報告しましょう。
可能であれば、被害箇所の写真を撮影し現場の証拠を保全しておくことが望ましいです。
2.水道局(または管理会社)に使用停止や復旧の連絡
個人宅の場合は、地域の水道局に連絡し、「水が出ない」「メーターがない」といった状況を説明して使用停止や復旧の相談をします。賃貸物件や集合住宅では、管理会社にも必ず連絡しましょう。
3.念のため、近隣住民にも注意喚起
近隣でも被害が出ている可能性があるため、周囲の住民や管理組合への情報共有を行うこともおすすめです。
防犯意識を高めることで、再発防止につながります。
4.火災保険・設備損害保険の補償内容を確認
加入している火災保険や設備損害保険に、水道メーターの盗難が補償対象かどうかを確認しましょう。
補償対象であれば、修理や再設置にかかる費用を保険でカバーできる可能性があります。
5.管理者であれば再発防止策の実施と報告
集合住宅や施設の管理者であれば、再発防止策(鍵の強化、防犯カメラ設置など)を速やかに検討・実施し、関係者に報告することが求められます。
侵入検知・威嚇機能付きカメラで水道メーターを守る

水道メーター盗難を防ぐうえで、より高い防犯効果を発揮するのが「侵入検知機能」と「威嚇機能」を備えた防犯カメラの導入です。AI技術を活用したカメラであれば、不審者を自動で検知し、その場で威嚇や通知を行うことができます。
主な特徴
- AIが侵入者を検知し、強い光とアラーム音で威嚇
- 夜間でもカラー撮影に対応し、確実な証拠を確保
- マイク・スピーカー搭載で、警告音や録音した音声の出力が可能
- スマホへの通知も可能(※オプション)
こうした高機能なカメラを導入することで、水道メーターの盗難を未然に防ぎやすくなります。
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防犯カメラを設置したいけれど「費用が高そう」「どんな機器を選べばいいか分からない」と不安に感じる方も多いと思います。
そこで、初めて防犯カメラを導入する方に向けて、初期費用0円でスタートできる月額定額制のレンタルプランをご紹介します。
レンタルプランのメリット
初期費用0円でスタート
初期費用をかけず、「トラブルが起きて急ぎでカメラを取り付けたい!」という方も、手軽に高性能なカメラを導入できます。
月額固定料金で安心
月額固定料金なので、経費計算も簡単。修理やメンテナンスもコミコミの料金なので、追加費用の心配がなくずっと安心です。
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HDD交換をはじめ、様々な不具合に対応。無償の出張修理サポート付きなのも、多くのお客様から選ばれている理由です。
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水道メーター盗難に関するよくある質問
- 水道メーターを盗まれたらどうなる?
- 蛇口から水が出ない状態になります。
盗難に気づいたら、すぐに警察と地域の水道局に連絡し、対応と復旧を依頼しましょう。 - 水道メーターは誰の所有物ですか?
- 水道メーターは水道局や自治体の水道部門の所有物です。
家庭や集合住宅に設置されていたとしても、給水契約に伴う貸与された設備と見なされることが一般的です。 - 水道メーターが盗難にあった場合、責任はどこにある?
- 基本的には、所有者である水道局や自治体が対応します。
ただし、管理が不十分な状態だった場合は、建物の所有者や管理会社にも一部責任が問われる可能性があります。
盗難被害に気づいたらすぐに水道局へ連絡し、対応方針を確認しましょう。
まとめ 水道メーター盗難対策はプロに相談を
水道メーターの盗難は、単なる迷惑行為ではなく、生活インフラに直接的な被害をもたらす深刻な犯罪です。被害に遭うと、水が使えなくなるだけでなく、修理や復旧に手間と費用がかかります。
被害を未然に防ぐには、物理的な対策だけでなく、防犯カメラやセンサーライトによる監視強化、さらには日常的な管理体制の見直しも重要です。
「何から始めればいいかわからない」「費用を抑えたい」とお悩みの方は、まずはプロに相談するのがおすすめです。
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