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鍵穴に接着剤を詰めた犯人を特定!対処法や対策を解説
「鍵穴に接着剤を詰めた犯人を捕まえたい」とご相談いただくことがあります。
実は、嫌がらせの手口として鍵穴に接着剤を入れるイタズラをするケースは多く、放置すると再発したり、別の嫌がらせをされる危険もあるため、すぐに対応することが大切です。
玄関の近辺はイタズラや嫌がらせのターゲットになりやすく、また強盗の侵入経路にもなるので、しっかりと防犯対策をしておく必要があります。
証拠を掴んで犯人を特定する方法について解説させていただきます。
この記事でわかること
- 鍵穴に接着剤を詰められたときはどう対処すべきか
- 実際にあった鍵穴に接着剤を入れられる被害事例
- 鍵穴に接着剤を入れるのって犯罪にはならないの?
- 再発を防ぐための対策
鍵穴に接着剤を入れられた時の対処法
鍵穴に接着剤を入れられたという非常事態に直面したとき、まず何をすべきか戸惑うのは当然です。
でも、焦って対処すると失敗して更に修理費用がかさんでしまうこともあります。
まずは、鍵穴に接着剤を入れられた時の対処法について解説させていただきます。
鍵穴に接着剤を入れられたらどうする?対処の流れ
- 自分で対処しない
- 専門業者に依頼する
- 警察に通報する
自分で対処しない
鍵穴に接着剤を詰められていた場合、焦る気持ちはよくわかりますが、自分で対処するのは避けるべきです。
実際に自力で処理して失敗する例はよくあります。
ありがちな失敗例
- 針金や工具でほじり内部が破損する
- 熱で溶かそうとして部品が変形する
- 除光液や薬品でシリンダーを腐食する
- 接着剤を押し込み完全に固着してしまう
かえって修理費用が高額になってしまうケースもあるので、専門家にお任せするのがよいでしょう。
専門業者に依頼する
鍵穴に接着剤を詰められたら、最初から専門業者に依頼するのが確実です。
鍵穴の補修をプロに頼むメリット
- 専用工具で安全に鍵を開けられる
- 対処方法を調べる時間を省ける
- 接着剤の除去で交換せずに済む可能性が高い
- 状態を記録してくれるため、警察への証拠にも使える
- 24時間対応の業者が多く、夜間でも依頼しやすい
自分で対処すると、状況把握に時間がかかり、修理が失敗するリスクもあります。
対処法を調べるよりも、信頼できる専門業者を調べる方が安全でしょう。
警察に通報する
鍵穴の接着剤を処理したあとは、警察に通報しましょう。
再度鍵穴にいたずらをされるのを防ぐためです。
実際、弊社へカメラの設置をご依頼いただいたお客様も、何度対処しても鍵穴に接着剤を入れられ、悩んだ末、ご依頼をいただいたお客様もいました。
再発する可能性を防ぐためにも、警察に通報し調査してもらうのがよいでしょう。
その際、防犯カメラの映像があると、犯人を特定しやすくなります。
再発を防ぐためにも、防犯カメラの設置を検討してみてください。
なぜ?鍵穴に接着剤を詰められた話と理由
鍵穴に接着剤を入れられるトラブルは、実は珍しいものではありません。
鍵穴に接着剤を入れられる理由には、人間関係やトラブル、偶発的な嫌がらせなどがあります。
ここでは実際に起きた相談内容をもとに、その経緯と原因を解説します。
実際にあった鍵穴に接着剤を詰められた話
- 会社の鍵穴にアロンアルファを詰められた
- マンションで鍵穴に接着剤を詰められた
会社の鍵穴にアロンアルファを詰められた事例
「会社の鍵穴にアロンアルファを何度も詰められているので、なんとかしたい」とご相談を頂いたお客様がいらっしゃいました。
被害が1度だけでなく、何度も起きているということで、犯人を特定したいとのご相談でした。
今回のように、再発が考えられる状況で「犯人を突き止めたい」というご要望の場合、隠しカメラの設置で犯人を特定したいというご依頼も多くあります。
ご相談内容
- 会社の鍵穴に何度もアロンアルファを詰められた
- 退職した社員ではないかと疑っているが、証拠がない
- 警察に通報したものの「巡回を増やします」と言われただけで特定できず
- 防犯カメラを設置して犯人を特定して再発を止めたい
隠しカメラを設置し、数日後にまた同じように鍵穴にアロンアルファを詰められ、映像を見ると在職している社員が接着剤を詰めていたことが発覚しました。
横浜市神奈川区で鍵穴に接着剤を詰められた事例
2025年6月横浜市神奈川区で、「玄関の鍵穴に接着剤が詰められ、家に入れない」という110番通報が相次ぎました。
調査によると、16歳の少年3人が盗んだボンドを流し込んでいたことが判明しました。
マンションで鍵穴に接着剤を詰められた事例
自宅マンションの鍵を開けようと思ったら、接着剤が詰められていたという事例もあります。
犯人は、住民が無施錠で外出するのを狙い、空き巣に入るために鍵穴に接着剤を詰めたようです。
再度被害に遭わないための対策
鍵穴へ接着剤を詰められるなど嫌がらせ・イタズラの被害は、一度起きると繰り返されるケースが少なくありません。
そのため「鍵を直すだけ」では不十分で、犯人を特定し、再発を防ぐ必要があります。
ここでは、イタズラを防止する具体的な対策と、注意点について解説します。
ここで解説すること
- 防犯カメラで犯人を特定する
- 隠しカメラで犯人を特定する
- カメラ映像を証拠に被害届を出す
防犯カメラで犯人を特定する
接着剤のような短時間で行われる犯行は、目撃者がいないことがほとんどです。
防犯カメラの録画映像があれば犯行の瞬間や人物の特徴を記録でき、犯人を特定するヒントになります。
証拠となる映像を残すために、防犯カメラを選ぶ際は以下のポイントを確認しましょう。
イタズラの犯人を特定するための防犯カメラ選び
- 屋外用の防水・防塵性能が高いカメラ
- 高画質で映像がハッキリ残るカメラ
- 夜間撮影にも適したカメラ
防犯カメラがあるだけで、犯人特定・警察提出・再発防止のすべてが一気に進みます。
隠しカメラで犯人を特定する
企業オフィスや店舗などで繰り返し行われるイタズラの犯人を特定するなら、隠しカメラの設置も有効です。
防犯カメラと違って、犯人にバレないように隠して設置し、証拠を押さえることができます。
ただし、隠しカメラは、設置する前に法的な側面やプライバシーに考慮した運用など、事前に慎重な判断が必要です。
トリニティーでも、防犯カメラをご要望のお客様については、より丁寧なヒアリングを行っております。
隠しカメラの設置は内密に行う
隠しカメラを設置することが決まったら、犯人を先入観で決めつけず、できる限り周囲に知られないよう準備を進めることが重要です。
犯人は、特定されないように慎重に行動するので、何か変化を感じたら証拠隠滅のための行動をとる可能性もあります。
イタズラの犯人を特定するために隠しカメラを設置することは可能ですが、犯人にバレないように、かつ法令を遵守した取り付けが必須となります。
「防犯カメラを設置するべきか隠しカメラが良いかわからない」という方もお気軽にご相談ください。
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泣き寝入りするのがNGな理由
鍵穴に接着剤を詰められるのは、被害者にとって大きな精神的・経済的負担となります。
被害に遭った時、面倒でも泣き寝入りはせずに対策をすることが大切です。
鍵穴の補修だけして泣き寝入りすると、犯人の思うツボだからです。
鍵穴に接着剤を詰められた時、泣き寝入りしてはいけない理由
- 鍵穴に接着剤を詰めるいたずらは犯罪
- 犯人はバレないと思い安易な気持ちでやっている
- 対策しないと何度もいたずらを繰り返される
鍵穴に接着剤を詰めるイタズラは犯罪
鍵穴に接着剤を入れる行為は、犯罪として扱われます。
鍵は生活に必要な設備であり、それを故意に壊す行為は器物損壊罪にあたります。
さらに、玄関まわりに近づいて作業する場合は、住居侵入罪などが重なることもあります。
器物損壊罪とは
他人の物を壊したり、使えない状態にする行為を処罰する法律
罰則:3年以下の懲役または30万円以下の罰金
参考:e-Gov法令検索「(器物損壊等)第二百六十一条」
住居侵入罪とは
他人の家や敷地に、許可なく立ち入る行為を処罰する法律
罰則:3年以下の懲役または10万円以下の罰金
参考:法令検索e-Gov「第十二章 住居を侵す罪(住居侵入等)第百三十条」
鍵穴に接着剤を詰める行為は、「軽い気持ちでやった」では済まされず、法的に厳しく見られる行為です。
確実に犯罪行為であり、被害を受けた側が遠慮する必要はありません。
犯人はバレないと思い安易な気持ちでやっている
鍵穴に接着剤を詰める犯人は、安易な気持ちで行動しているケースが多いです。
自身の行為が犯罪であることの認識が甘く、発覚しないと高を括っている可能性があります。
鍵穴に接着剤を詰める犯人の心理とは?
- どうせバレないだろう
- ちょっとした嫌がらせだから大事にはならない
- その時の感情に身を任せて犯行に及んだ
このように身勝手に考えている可能性もあります。
もしあなたが泣き寝入りしてしまえば、犯人は更に気が大きくなって再度犯行に及ぶ可能性もあります。
対策しないと何度もいたずらを繰り返される
鍵穴に接着剤を入れられても何もしないでいると、犯行が繰り返される可能性があります。
犯人は「何も対策されていない=まだやっても大丈夫」と判断し、エスカレートしていく傾向があるためです。
放置すると、接着剤以外の嫌がらせに広がるケースもあります。
よくあるイタズラの例
- 車のパンク
- 窓ガラスの破損
- 嫌がらせの手紙
- 周囲の人への被害拡大
一度イタズラが起きた段階で早めに対策することが、被害拡大を防ぐ最も効果的な方法です。
軽いイタズラと判断するのではなく、厳しく追及する必要があります。
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よくある質問
鍵穴に接着剤を詰められた場合によくある質問を紹介します。
- 鍵穴に付着した接着剤はどうやって取り除きますか?
- ご自身で無理に取り除こうとすると、鍵穴を傷つけたり、状態を悪化させたりする恐れがあります。必ず鍵の専門業者に依頼してください。
- 鍵穴でやってはいけないことは?
- 鍵穴に接着剤を詰められた際、自分で針金やドライバーなどの工具を突っ込んだり、市販の接着剤除去スプレーなどを吹き付けたりするのは避けてください。
鍵穴内部の精密な部品を傷つけたり、接着剤をさらに奥に押し込んだりして、状況を悪化させる可能性があります。 - 鍵穴にイタズラをしたら、罪になりますか?
- 鍵穴に接着剤を入れるなどのいたずらは、立派な犯罪行為です。
他人の物を損壊した場合は「器物損壊罪」に該当し、3年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。決して軽微な行為ではありません。
鍵穴に接着剤を詰められたら防犯カメラで対策しよう

もし、自宅や会社の鍵穴に接着剤が詰められていた場合、まず専門業者に修理を依頼し、次に警察へ通報しましょう。
警察へ相談する場合は、証拠があった方が捜査がスムーズに進みます。
証拠がない場合は、防犯カメラの設置がおすすめです。
映像を記録できるため、犯人の特定につながります。
適切な機器選定や設置が難しいと感じたときは、ぜひ弊社トリニティーにご相談ください。
現在抱えている問題を、現地に赴いてヒアリングし、最善の提案をいたします。
現地調査・お見積りは無料となります。お気軽にご相談ください。
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