海外からの謎の電話に出てしまった…
詐欺?危険?すぐできる対処法を紹介

「+〇〇」など見覚えのない番号から電話がかかってきて、思わず出てしまったことはありませんか?
相手が無言だったり外国語で話されたりすると不安になるものです。
最近では海外からの着信を装った詐欺電話が増えています。
ほとんどの場合出ただけで被害はありませんが折り返し電話やSMS内のリンクには注意が必要です。
この記事では海外からの電話に出てしまったときの正しい対処法と今後の被害を防ぐためのポイントをわかりやすく解説します
この記事でわかること
- 出てしまっても大丈夫なケースと危険なケース
- 詐欺電話の見分け方と対処法
- スマホでできる安全設定やブロック方法
- 日常の安心につながる防犯対策
海外からの電話に出てしまったらどうなる?料金はかかる?
日本国内で海外からの電話に出ても基本的に通話料金は発生しません。
国際電話は発信者が料金を負担する仕組みになっており、発信した側(海外の相手)が国際通話料を支払います。
そのため海外番号からの着信を受けただけで料金が請求されることはありません。
通話料金が発生する可能性があるケース
- こちらから折り返し電話をかけた場合
- 折り返すと日本から海外への「国際通話」となり、発信者側に通話料(例:30秒あたり22〜39円ほど)がかかる場合があります。
詐欺に使われる「国際ワン切り電話」では、高額な通話料設定を悪用して通話時間に応じた請求が行われることもあるようです。 - 有料の特殊番号につながった場合
- 国際詐欺では、有料通話が設定された特定の国番号へ誘導されるケースが見られます。
この場合、通話時間に応じて思わぬ金額が請求されることもあります。 - 通話中に自動で別回線へ転送された場合
- 転送機能が働くと、「発信者→転送元」「転送元→転送先」という2つの通話が成立する仕組みです。
このため、転送元(あなたの回線)が転送分の料金を負担することがあります。 - 海外滞在中の受信
- 海外に滞在している際に日本の番号へ着信があると、現地まで通話が中継される形になります。
そのため、「日本→滞在国」への転送料が発生する場合があります。
これらのケースでは料金が発生するおそれがあります。
知らない番号からの着信には折り返さず、通話してしまった場合も早めに切るようにしましょう。
海外からの電話の目的は?安全なケースと危険なケースの見分け方
海外からの電話と聞くと少し身構えてしまいますが、実際には正当な理由でかかってくることもあります。
一方で、詐欺や迷惑目的のケースも確認されており、見分けが大切です。
正当な目的でかかってくるケース
- ビジネス関連の連絡
- 海外の取引先や外資系企業、海外の顧客などから商談や面接の連絡を受けることがあります。
- 知人・家族からの連絡
- 海外に住む家族や友人からの近況報告や安否確認の電話がかかってくる場合もあります。
- サービス認証やサポート対応
- 海外のウェブサービスやSNSで本人確認を行う際、認証コードや確認の電話がかかってくることがあります。
また、利用中のサービスのサポートチームから問い合わせに関する折り返し連絡が行われることもあります。 - 間違い電話
- 番号の打ち間違いや再割り当てにより、偶然かかってくる場合もあります。
詐欺・不審目的でかかってくるケース
- 国際ワン切り詐欺
- 一度だけコールして着信履歴を残し、折り返した相手から高額な通話料を得る詐欺です。
この手口では、発信元に高額な国際通話料金の一部が渡る仕組みが確認されています。 - 個人情報の聞き出し
- 通信会社や銀行を装い、氏名や住所、口座情報などを尋ねるケースがあります。
不審に感じた場合は、名乗られた企業の公式窓口に確認するのが安心です。 - 有料サービスへの誘導
- 通話の中で特定の番号にかけ直すよう促されたり、有料サイトへアクセスを誘導されたりするケースもあります。
思い当たる内容でなければ対応せず、通話をすぐに終了するようにしましょう。
海外からの電話に出てしまった後にやるべき3つの対処法
海外からの電話に出てしまっても、落ち着いて対処すれば問題ありません。
ここでは、安心のために確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
① 通話履歴と請求金額を確認する

まずは通話履歴と料金の確認を行いましょう。
国際電話の履歴が残っていないか、通話料が発生していないかをチェックします。
確認方法の一例
- スマホの通話履歴を開き、国際番号(「+」から始まる番号)がないか確認する
- 携帯キャリア(docomo、au、SoftBank、楽天モバイルなど)のマイページで請求明細を確認する
- 不審な履歴や高額請求があった場合は、キャリアに問い合わせる
異常がなければ、ほとんどの場合は被害の心配はありません。
② 絶対に折り返し電話をしない

知らない海外番号からの着信には折り返しをしないことが重要です。
折り返すと日本から海外への「国際通話」となり、発信者側に通話料が発生します。
また、詐欺グループが設定した高額な通話料金を請求されるケースもあるため、気になる番号でも折り返しは避けましょう。
③ SMS・通知・アプリの挙動をチェックする

通話後に届いたSMS(ショートメッセージ)や通知には注意が必要です。
チェックしておきたいポイント
- 不審なリンクやメッセージが届いていないか確認する
- 心当たりのないURLは開かず削除する
- スマホの動作が急に重くなったり、見覚えのないアプリが追加されていないか確認する
少しでも不安を感じた場合は、セキュリティアプリでスキャンを行うと安心です。
海外電話で個人情報を伝えてしまったときの危険性とは?
知らない番号からの電話でも、つい名前や住所を答えてしまうことがあります。
しかし、相手が不明なまま個人情報を伝えるのは注意が必要です。
情報収集型の国際詐欺に悪用される可能性

国際電話を悪用する詐欺では、住所や在宅状況などを聞き出すケースがあります。
たとえば、
- 名前や家族構成を尋ねる
- 留守中の予定や旅行日程を探る
といった質問をされることがあります。
こうした情報が、別の犯罪に悪用されるおそれもあります。
「少し話しただけ」と思っても、生活パターンや家族構成を知られることにつながるため注意が必要です。
空き巣や在宅確認電話などの二次被害リスク

空き巣が在宅状況を確認する目的で電話をかけるケースもあるといわれています。
直接「海外電話=空き巣」となるわけではありません。
ただ、電話を通じて得た情報が別の犯罪に使われてしまう可能性は否定できません。
とくに、在宅の有無や生活パターンが知られてしまうと、空き巣や不審者に狙われやすくなるおそれがあります。
このように、海外からの電話をきっかけに情報を与えてしまうと、思わぬ形で悪用される可能性があります。
不審な着信や質問には慎重に対応し、少しでも違和感を覚えたらすぐに通話を終了することが大切です。
相手の指示に従ったり、案内に沿ってボタンを押したりしないよう注意しましょう。
海外からの謎の電話が増えている…今こそ防犯意識を高めよう
最近、海外からの着信や見覚えのない番号から電話がかかってくることが増えているようです。
なかには、不審なSMSやメッセージが届くケースもあります。
こうした電話の多くは偶然の可能性もありますが、なかには個人情報を聞き出そうとする悪質なケースもあるようです。
電話やメッセージのやり取りをきっかけに、在宅時間や生活のリズムを知られてしまうと、思わぬトラブルにつながるおそれもあります。
だからこそ、今のうちに防犯意識を見直すことが大切です。
- 見知らぬ番号には出ないようにする
- 留守中でも安心できる環境を整える
- 家族で対策を共有しておく
このような小さな心がけでも、日常の安心はぐっと高まります。
身の回りをもう一度見直して、安全に過ごせる環境をつくっていきましょう。
次の章では、具体的な防犯対策について紹介します。
不安を感じたら取り入れておきたい防犯対策
海外からの電話や不審なSMSが続くと、なんとなく落ち着かない気持ちになるものです。
そんなときは、日常を安心して過ごすための防犯対策を取り入れておくと安心です。
センサーライト

センサーライトは、人や車の動きを感知して自動で点灯する防犯グッズです。
暗い場所が急に明るくなることで、不審者を驚かせたり、周囲の注意を引いたりする効果があります。
夜間の見通しを良くしておくことは、防犯の基本のひとつです。
玄関先や通路などの暗い足元を照らしてくれるので、日常の安全にも役立ちます。
補助錠や防犯フィルムで窓の対策

空き巣の侵入経路として多いのが「窓」です。
補助錠を取り付けて二重ロックにしたり、防犯フィルムを貼ってガラスを割れにくくしたりすることで、侵入までの時間を大きく遅らせることができます。
とくに、CPマーク付きの防犯フィルムは、公的な防犯性能試験をクリアした信頼性の高い製品です。
また、CPマークの貼り付けは有資格者(防犯フィルム施工技能者)しか行えません。
そのため、対策を検討する際は必ずプロの施工業者に依頼することが大切です。
防犯カメラ

防犯カメラは、不審者への強い抑止効果があります。
玄関や駐車場、敷地の出入口などに設置することで、誰が出入りしたかを映像で確認できます。
「誰かが見ている環境」があることで、空き巣やいたずらの防止にもつながるのが大きなメリットです。
最近では、スマホで映像を確認できるタイプや、侵入者を検知して通知する機能を備えたモデルも増えています。
また、レンタルサービスを利用すれば、まとまった初期費用をかけずに防犯カメラを導入することもできます。
月額制で設置やサポートまで任せられるため、はじめての方でも安心して始めやすいのが魅力です。
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不審な電話が気になるときは、不審者への備えもしておきましょう
光と音で不審者を威嚇するAI防犯カメラ「ギミックカメラ」

海外からの不審な電話に出てしまったり、うっかり個人情報を伝えてしまったりすると、「自宅が狙われるのでは」と不安になる方も少なくありません。
もしターゲットにされるリスクが高いと感じる場合は、録画するだけでなく、異常をすぐに知らせてくれる仕組みを取り入れることが大切です。
「ギミックカメラ」は、侵入者を検知すると自動でライトを点滅させ、スピーカーから警告音を発して不審者を威嚇します。
夜間でもカラーで映像を記録できるAIスターライト仕様のため、暗い時間帯でもしっかり状況を把握できます。
設置しておくだけで、在宅中も留守中も安心感が続く頼れる1台です。
ギミックカメラの威嚇機能を動画でチェック!
ギミックカメラの特徴であるライトと音による威嚇の様子を、動画でご覧いただけます。
実際の動きを確認しておくことで、設置後のイメージがより分かりやすくなります。
高性能カメラも初期費用0円で導入可能

初期費用0円・工事費込みの防犯カメラレンタルプランなら、コストを抑えながら本格的な防犯対策を始められます。
機器の提供から設置工事、修理・メンテナンスまですべて月額費用に含まれているため、導入後の追加負担もありません。
また、HDDなどの消耗品の交換も無償対応なので、長く安心してご利用いただけます。
スマホでできる着信ブロック設定も忘れずに!
不審な電話が続くときは、スマホの設定から非通知や海外番号をブロックしておくと安心です。
設定は数分で完了し、知らない番号からの着信を防げます。
iPhoneの場合
操作手順
- 設定アプリを開く
- 「電話」を選択
- 「不明な発信者を消音」をオンにする
この機能を有効にすると、連絡先に登録されていない番号や過去にやり取りのない番号からの着信音が鳴らず、留守番電話に自動転送されます。
着信履歴には「不在着信」として残るため、必要に応じて後から確認できます。
宅配業者や病院など、登録していない重要な番号も対象になる場合があります。
この設定は「着信拒否」ではなく、「無音+留守電転送」として扱われます。
Androidの場合
操作手順
- 電話アプリを開く
- 右上の「設定」または「その他」ボタンを選択
- 「ブロック」または「着信拒否リスト」を開く
- 「非通知」や「国際番号(+から始まる番号)」を指定してブロックを有効にする
多くのAndroid機種では、「非通知」「海外(国際番号)」「知らない番号」をまとめてブロックできます。
※メーカー(Samsung、Sony、Pixelなど)によって操作手順が異なります。
※OSや機種のバージョンによって、メニュー名称や表示が異なる場合があります。
設定前に、お使いのスマートフォンの取扱説明書や公式サポートページもあわせて確認しておくと安心です。
まとめ 海外からの謎の電話に出ても、慌てず対処が大切
海外からの電話に出てしまっても、すぐに被害につながるケースは多くありません。
まずは通話履歴や請求内容を確認し、折り返し電話はしないことが大切です。
また、不審な電話が続く場合は、スマホの設定で海外番号をブロックしたり、防犯カメラやセンサーライトなどの防犯対策を取り入れることで、より安心して過ごせます。
不安を感じたときは、できることから少しずつ備えましょう。
その積み重ねが、自宅と家族を守る大きな安心につながります。
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